また会える日まで
7月8日の話をしよう。
私は、初めてブログを書いた日からこの日まで、一度も関ジャニ∞のことで泣かなかった。
それはきっと、現実から目をそらして、無意識のうちに逃げていたからだと思う。
だって、私の目の前にいるのは、いつも通りの関ジャニ∞で。
すばるくんが抜けることだって、ただの成大なドッキリのように思えて。
現実味を、感じなかった。
テレビで「最後」という単語を耳にして、ああそうかもう最後なのかとへこんだけど、周りのフォロワーさんが泣き崩れる中、心がじーんとしただけで済んだのは。
ただ私の、現実逃避の仕方が上手だっただけなのだろう。
8日の関ジャムの時も、途中まではそうだった。
関ジャニ∞は愛されているのだと、愛されて送り出されるのだと、そう思いながら目に焼き付けていた。
けれど、なぜか。
LIFE~目の前の向こうへ~が始まる前に流れたVTR。その終盤で、急に私の涙腺が緩んだ。
本当に最後なんだと、やっと気づいたのだ。
そこからは、涙を流しながら、全神経を集中させていた。
声を張り上げ、「まだまだ終わらないから」と歌う彼らの目には、あの会見の日とは違って、光があった。
目を潤ませ、トランペットがわずかに震えていた横山くん。
切なげな表情でベースを弾くマルちゃん。
かみしめるように歌う安田くん。無理しないでって思いでいっぱいだった。
最後の最後で、涙を流した亮ちゃん。
満面の笑顔で「あの日交わした約束をずっと覚えているから」と手をのばした大倉くん。
寂しさなんて微塵も見せず、役目を全うしたヒナちゃん。
そして。
「eighter」と叫んだすばるくんの声を聞いた瞬間、涙があふれた。
嗚咽が止まらなくなって、口に枕を押し付けて、ずっと泣いていた。
その時やっと、『7人の関ジャニ∞』が終わるのだと理解した。
ずっと、この日が来るとわかっていた。わかっていたけど、わからなかったのだ。
それが、やっと現実なんだと思えた。
そして、すばるくんが、eighterと呼んでくれた瞬間。
6年続いた私のeighter人生は、一旦終わりを告げた。
関ジャニ∞は、文字通り「まだまだ終わらない」のだろう。
私は、まだ理解したばかりで、受け入れるのには時間がかかりそうだ。
事実、6人の姿を見た時に「足りない」と思ってしまった。
けれど、あの日の関ジャニ∞は、最高にかっこよかった。
eighterでよかったと、心から思わせてくれた。
私にとって、6人の関ジャニ∞が始まるのは、大阪初日だ。
彼らだって前を向いているのだ。
どうなっているのか怖い部分もあるが、楽しみに待っていようと思う。
7人を好きになれた6年間は、とても幸せな日々だった。
eighterであることが、誇りだった。
今でもそれは変わらない。
私は、たまたま7人の関ジャニ∞を好きになったけれど、だからといって8人だった時を、7人の時を否定するつもりはない。
関ジャニ∞以上に、まっすぐで優しくて強いアイドルを知らない。
彼らは、道は違っても、前へ前へと歩んでいくのだろう。
そして、すばるくんが歩む道と、関ジャニ∞が歩む道が、いつか交わって。
あの時あんなことあったなぁと笑いあえる日が来たらいいと思う。
そんな風景が叶う日が来ればいいと思う。
「永遠」はないとわかっているから、それぐらい願ってもいいんじゃないか。
またあえる日まで 流れ星に願った
飾らない心で ずっといようよ
またあえる日まで 輝く星に誓うよ
出逢えた事を忘れはしない
どこまでも、関ジャニ∞の絆が続いていますように。