ゆく河の流れは絶えずして

あの日から、1週間が経つ。

本当は、彼らに対する思いに落とし前がついて、ちゃんと応援しようと心に決めてから書こうと思っていた。
が、気持ちを整理するため、そしてこの1週間を忘れないようにするため、ここに記録として書き残しておくことにした。

先に言っておくが、私はす担ではないし、関ジャニ∞以外にも趣味を持っている。
嵐とも掛け持ちをしている。
おまけにこれは自分用に書いてあるため、めちゃくちゃ長くて読みづらくて支離滅裂だ。
もし、一瞬でも｢無理だ｣と思ったなら、そっと閉じてほしい。

週刊誌が出た13日、金曜日。

私はその記事を鼻で笑った。
んなわけあるか、とツッコミを入れた。

おまけにそれとほぼ同時期に、嵐の方も週刊誌の件で荒れてたので、｢もうそろそろこの手の週刊誌は名誉毀損で訴えられてもよくね？｣と怒りを抱えていた。

ただ、いつもと様子が違ったのは。
友人から｢すばるくん辞めないよね？｣とLINEが来たことだ。
いつも週刊誌が出た時は連絡が来ないのに、だ。
｢辞めへんやろ〜ww｣と、私は返した。

翌日、14日。

この日、別ジャンルで仲良くしていただいてる方々と遊ぶ約束をしていた。
そこでも、不安げな顔で｢すばるくんの脱退って嘘ですよね？｣と聞かれた。
私はまた｢あれデマに決まってるじゃないですかww｣と返した。

そう本気で思っていた。そして、何年後かに｢そういやあんな記事あったな〜嘘やったけど｣と笑う未来が来ると、そう信じていた。信じて疑わなかった。

大倉くんと高橋くんのことは、Twitterを通じて知った。
視聴者の質問に答える大倉くんの声は真剣で、だけど少し震えていて。
残念ながら、私はめちゃくちゃ鈍感なeighterだ。
違和感を感じたが、きっとこの件の週刊誌のことを知って、それと重ねているのだと思って、特に気にも止めなかった。

15日。

目が覚めて、私は別ジャンル用の垢を見て、それから嵐垢を見ていた。
そこで、とあるフォロワーさんの、こんなツイートが流れてきた。

｢eighterさんが、11時にお知らせがあるって騒いでるけど、なんだろ？｣

ドクン、と心臓が大きく音を立てた。
まさか、と思って、私はメールフォルダへ駆け込んだ。
メールが届いていたことは知っていた。
しかし、いつものようにテレビ出演のお知らせとか、番協の案内という類のものだと思いこんでいたのだ。
そこには、いつもと違う文面で、メンバーから大切なお知らせがある、と書かれていた。

慌ててURLを押したが、開かない。
よくよく読んでみると、確かに11時にここを開くよう書かれていた。

怖い、という感情が真っ先に浮かんだ。
週刊誌の件であることは確かだ、でも、嫌な予感しかしない。
関ジャニ垢に飛ぶと、同じように不安を抱えたeighterで溢れていた。
地獄のような30分間だった。

そして、11時になった。
当然繋がらない。
Twitterは、繋がるまで開かないと決めていた。
数分後、繋がらないだろうと思って、2回目のトライ。
しばらく真っ白な画面が続いて、読み込みをしている青いバーがグンッと一気に左側から右端へと動いて。

11時6分。

繋がった。

繋がってしまった。

この度、関ジャニ∞を脱退し、ジャニーズ事務所を退所することになった、というすばるくんのメッセージ。

｢……は？｣
それが、文面を見た私の口から出た第一声だった。

画面をスクロールしていく。
退所する理由は、今後の人生を音楽で全うすべく、海外で勉強するためと書かれていた。
そして、メンバーやeighterに対する謝罪の文も。

｢……な〜んて、嘘です！　最近こんな記事が出回っています、騙されないように！｣
そんな文章が、しめくくりにあると、信じたかった。

違った。
次に出てきたのは、6人それぞれの文章。
これから6人の関ジャニ∞になること。
夏からのツアーは6人でやること。
すばるくんへの思い。
eighterへの謝罪の言葉。
それらが綴られていた。

手が震える。呼吸が浅くなって、息が苦しい。
嘘だと、夢だと言ってほしかった。

TLが、eighterの悲鳴で埋まっていく。
私もその1人だった。
耐えきれなくなって、別ジャンル垢に逃げた。
一言だけ、｢たすけて｣と呟いた。
するとすぐに、昨日私にすばるくんのことを聞いた方からリプライが飛んできた。

そこで、初めて涙が溢れた。
布団の中で、声を上げて泣いた。
悲しいのか、怒ってるのか、悔しいのか、苦しいのか、よくわからなかった。
ただひたすら泣いた。

この日、私は振り袖を見に行くことになっていた。
だから、泣いてる時に、親が私をおこしに来た。
私が泣きながらすばるくんのことを親に話すと、こう言われた。
｢しゃあないやん。そんなことで泣きなや｣

わかっている、わかっているんだ！！
このことは私のようなオタクじゃ、どうにもこうにもできないことなんて、頭ではわかっている。
ただ、悲しかった。
｢そんなこと｣
私の6年間を彩ってくれた彼らのことを、たったその一言で、片付けられたのが、悲しかった。
このことが原因で、私は数日ふさぎ込むことになる。

人は絶望すると｢世界から色がなくなった｣という。
どうやらそれは本当らしい。
本当に、色がなくなった。
確かに視界に入るのに、色を認識する余裕がなかった。
今こうして思い出そうとしても、どこに何色があったのかなんてわからなくて、すべてがセピア色のようになっている。
足を引きずるってこういうことなのか、とぼんやり感じた。一歩歩みを進めるごとに、心に振動がきてズキズキと傷んだ。
お腹も空かなくて、喉も乾かなかった。
店内に流れていた曲が、米津玄師のlemonで泣きそうになった。
笑ってるのに、笑ってる感覚がしなかった。
ついでに、出先でも親に傷を抉られた。
なにが｢ちょっとこの子に辛いことがあって〜。聞かないで〜ってねww｣だよ、店員さんめっちゃ苦笑いしてんじゃん。
もちろん、この件の親の言動に関しては土下座されようが一生許さないつもりでいる。

出先で少しTwitterを覗くと、どうやら私が用事をしている間に、会見が行われていたようだった。
帰宅してから、私はその会見を見た。
先ほど見たメッセージ通りのことを、すばるくんは、まっすぐな目で、前を見つめて話していた。
｢今日という日が来てほしくなかった｣
横山くんのその言葉が、痛いほどわかった。
その会見が、私に現実なんだと突きつけた。

会見しているメンバーの顔が、納得していないように見えた。
けれど、私が疑問に思っていたことは、メンバーが先に何度も質問していて。
ただ、向き合って、消化するだけの時間が与えられた。

朝よりは落ち着いていた。
けれど、ふわふわしていた。
現実なのに現実と感じない。
自分が、どう思っているのか理解できなかった。

ふわふわしたまま、ずっと、Twitterを見ていた。
そしてTLに、手越くんの言葉が流れてきた。
それを見て、私は泣いた。
偉そうなこと言うな、と思った人もいるかもしれない。
けれど私は、NEWSの優しさに救われた。
この時点では、先ほども書いた通り、彼らの件をそんなことと言い、突き放す人しかいなかった。
だから、｢ひとりじゃないよ｣と、手を取って寄り添ってくれるだけでも、嬉しかった。

その後、今回の異常事態を察したのか、中学時代の友人と先輩からLINEがきた。
2人とも｢ゆっくりでいいよ｣と言ってくれた。
その言葉に、私はまた涙が溢れた。

最後まで迷ったが、私は覚悟を決めて、その日の関ジャムを見た。
会見のことをやっていた。夏まで7人体制で燃焼するとナレーションで言っていた。
ジャムセッションに、すばるくんがいた。
その表情は、すごく楽しそうで、幸せそうで。
それは、大好きな音楽に囲まれているからなのか、メンバーと共にセッションできることに喜びを感じているからなのか、私には理解できなかった。

こうして、ぼんやりしたまま、人生で一番長い日が終わった。

16日。

起きてTwitterを見ると、朝のWSで会見のことがやっていた。
事務所の先輩が、同期が、コメンテーターの人が、今回の件のことを話していた。
その時、夢じゃなかったんだと実感した。
そして、夢であってほしかったと絶望した。

学校の支度をして、家を出た。
世間はいつも通り動いていて、周りは楽しそうにワイワイしているのに、私だけ置いてけぼりにされているような気がした。
一昨日まで美味しいと口にしていた、小麦胚芽のクラッカーの味がしなかった。

ふとした瞬間に泣きそうになって、授業中もぼーっとしていた。内容がオリエンテーションだったのが幸いだった。
友人たちはなにも触れないでいてくれた。変なことを言われて傷つくより、そうしていつも通りに接してくれるだけでもありがたかった。

帰宅して、Twitterをひたすら眺めていた。
受け入れたいと受け入れたくないの間で揺れていた。
納得いってない部分も多くあった。
でも、すばるくんが澄んだ瞳でまっすぐ前を見つめていたその姿が、
横山くんの泣きはらした顔が、丸山くんの戸惑うような笑顔が、ふてくされた大倉くんの姿が、もんもんとした表情でいる錦戸くんが、誰よりも冷静にこれからのこととか答えた村上くんの目が、すべてなんだと思わざるを得なかった。安田くんがここにいたら、どんな顔で、なにを語ったのか、と考えた。

マルの大切な日の更新を見た。
｢愛してるぜeighter｣
その文章を見て泣いた。
この日の泥棒役者の様子を知ってまた更に泣きそうになった。

ZEROをつけた。
翔くんが、潤んだ赤い目で、関ジャニ∞のことを話していた。
『いちファン』としては残念だけど、『同じ時代を過ごした仲間』としては応援したい。そう言っていた。
涙がまた溢れた。
私は彼らの関係性が好きだ。ギャンギャン噛みつく関ジャニ∞をうっとおしそうにあしらう嵐。でも、彼らは関ジャニ∞の言動に声を上げて笑っていた。
仲間であり、同じ時を過ごしたライバルでもあり。
そしてなにより、いちファンだと言ってくれて、嬉しかった。

まだ、気持ちの整理はつかなかった。

17日。

この日の私の感情は、すばるくんに対する怒りが最も大きかった。
その夢は、関ジャニ∞を捨てないとダメだったのかと。すがりついた大切な人たちの手を振り払ってまでつかみたいものなのかと。
6人が見ていた夢や未来をぶち壊して、6人を泣かせて。
嫌やなんでやって叫んだ村上くんに最も辛い選択をさせて、最後の審判を下させたことが許せなかった。
怒りで悶々して、授業中にノートに気持ちを書きなぐったほどだ。
それでも、大倉くんの言葉を借りて言うなら、
｢身勝手な判断をしたすばるくんを嫌いになれなかった｣のだ。

すばるくんを指で隠すと、｢違う、これじゃない｣と思ってしまった。涙が溢れた。
もしかすると、私は6人の関ジャニ∞を見た時に耐えられなくなるのか。たとえそこに私の自担がいようとも、7人が6人になった関ジャニ∞に対して拒絶反応が出てしまうのではないか。そう思ってしまった。怖かった。
好きなものを胸を張って好きと言えなくなって、前を向けなくて。そんな自分が嫌だった。
私は、本当にわがままなeighterだと思う。

TLに、クロニクルのイケメンカメラ目線の動画が流れてきた。
それを見て、久々に声を上げて笑っていた。
途中から、泣き笑いになっていた。
見終わったら、寂しくて、嗚咽がもれた。

斗真くんが、すばるくんのことを書いている。
そう聞いて、私はすぐにWebへ飛んだ。
ひとつひとつ、丁寧に綴られたその文面に、泣きそうになった。
まるで、大事な宝物をひとつひとつ取り出していくかのようだと感じた。
すばるくんとの思い出を、大切にとっていてくれたのだと感じた。

怒って、笑って、泣いて、不安になって。
自分でもこんな情緒不安定になるのかとぼんやり思った。

18日。

考えたくない、と思うようになっていた。
だけど、現実逃避なんてできなかった。
他の趣味に手を伸ばしても、すぐ引っ込んでしまう。
嵐を見ても、｢いつかこんな日が来るのだろうか｣と怖くて見れなかった。
関ジャニ∞の曲が聞けなくなった。
着信音が怖くなった。

ふとした瞬間にぐるぐるしてしまって、次の日から始まるモンテ・クリスト伯やサタプラの事を考えて憂鬱になった。
考えすぎて頭が痛くなって、ぼーっとした。
辛くて、苦しくて。
でも、当事者である彼らや他のeighterさんも頑張ってるんだから、と踏ん張ってきた。
それが、限界に来ようとしていた。
誰にも話さず、ひたすらTwitterに壁打ちしていた。
誰かに話を聞いてほしかった。でも、あの日のように否定されるのが怖かった。

迷いに迷った末、とあるeighterさんのハコに思いを吐き出した。
ほんと支離滅裂で文字制限ギリギリで、なに言ってるんだこいつと思っただろう。
けれど、その方は丁寧に返してくれた。
考えたくなければ考えなくてもいい、他の人のことを考えずに今は自分の心の健康を最優先してほしい、私はあなたの感情や思いを尊重しますと、そう綴られていた。
それを見て、私は布団に潜って泣いた。
自分の思いを聞いてもらえて、肯定してもらえて嬉しかった。
現実逃避をしてもいいんだ。そう思えたら、気持ちが少し楽になった。

ちょうどその頃、TLに青春のすべてを使った動画が流れてきた。ポロポロと涙がこぼれた。
勇気を出して、曲を聞いてみた。
青春のすべて→Still…の流れで自滅してやめた。

夜中にジャニ勉を見た。
年取ったらボディークリーム塗りあってんのかな〜というくだりでしんどくなったけど、その後のヤンマーちゃんの2/8とMAX連呼する関ジャニ∞に笑顔をもらった。
普通に笑えてた。

19日。

いつもより早起きして、めざましテレビを見た。
大倉くんが出ていた。笑っていたけど、目元に疲労が溜まっているかのように感じた。
伊野尾くんとの絡みがかわいかった、というツイートがポツポツとTLに上がってきていた。

ヒルナンデスは授業と被って、生では見れなかった。が、Twitterで様子が流れてきていた。
｢訳あって元気がほしいで〜す！｣
そう言って笑う横山くん、発言を聞いてあぁ…と寂しそうに笑う共演者のみなさん。
その笑顔が辛くて泣きそうになった。

夕方、レンジャーが更新された知って、すぐに開いた。
いつもは一番上にあるすばるくんのから読むが、今回は錦戸くんから順番に読んで、最後にすばるくんのを読むことにした。
少し触れた人、いつも通りの更新だった人。
がっつり今回の件に触れた人。
そして、すばるくん。
全員の読み終わった時、泣いた。
それぞれがそれぞれらしくて、私が思っていたよりも彼らは前を向き始めていて。
ストンと彼らの言葉が胸に落ちた。
それと同時に、彼らが好きだと、4日ぶりに思うことができた。

レンジャーのことで、友達の前で少し泣いて、色々吐き出したが、｢いいよいいよ〜｣と優しく聞いてくれた。最後は｢今日のモンクリと日曜のニノのドラマ楽しみやな！｣と盛り上がれた。本当に感謝しかない。

久々に、関ジャニ∞の曲を聞こうとシャッフルを押した。
LIFE→愛でしたという流れで、泣きそうになったし少しお腹が痛くなってしまった。

そして、ドキドキしながらモンクリを見た。
精神的にしんどかったけど、ドラマに夢中になることで少し気分転換できたような気がした。
あと、幸男くんのことをみんなBとかB倉って呼んでてめっちゃ笑った。

少しだけ、気持ちが楽になれた。

20日。

この日、5日ぶりに別垢に顔を出した。
フォロワーさんが｢いえーい久しぶりー！｣と声をかけてくれた。別垢の方は私がeighterだということを知ってる人と知らない人がいる。それでも普通に接してくれるのが嬉しくてありがたかった。

この日も関ジャニ∞の曲を聞こうとシャッフルを押した。
流れてきた曲は青春のすべて、Answer、ER、DO NA Iだった。
Answerを聞いて、泣きそうになった。
ERは、すばるくんパートのところを目を瞑って聞いた。すばるくんの声が鼓膜をつたって胸へおりていく感覚がした。
胸に届く彼の声が好きだ、と思えた。

この日と次の日と、別ジャンル垢のフォロワーさん方と、通話することになっていた。
4時間くらい、わちゃわちゃしてひたすらツッコミ入れたりして、めちゃくちゃ笑った。
水曜日までの私なら、罪悪感を少し抱いていただろう。けれどこれは、いい意味で現実逃避になったと思っている。

ただ、翌日のサタプラのことを考えると、不安になった。

21日。

前日に夜遅くまで通話していたせいか、起きたのは8時半頃だった。
Twitterを開くと、サタプラで会見のことを触れた様子が流れてきていた。
サタプラのOPがLIFEで始まったこと。
丸山くんからの言葉。
サタプラの雰囲気はとても柔らかくて優しくて、それだけでも胸がいっぱいなのに、メガネをかけていた理由が、安田くんをあらわしていたからだと知った。
丸山くんの、その優しさに涙がこぼれた。

昼に、会見でいちゃもんつけた人に対してホンコンさんや今田さん、井上さんなど関西の重鎮の方々が反論してくれたことを知った。
力強い味方が彼らについていることが嬉しかった。

この日も、別ジャンル垢のフォロワーさん方と、通話することになっていた。
なので、スバラジ、大倉くんと高橋くんはradicoのタイムフリーで聞いた。
すばるくんの声が震えていた。
eighterに申し訳ないと、これからの関ジャニ∞を応援してほしいと言っていた。
大倉くんは、内くんのこと、スカパラさんからメッセージをもらったことを話した上で。
自分たちも整理がついてなくて、寂しい気持ちもある、なかったことにもできないからと話していた。

それぞれの抱えている思い、これからのこと。
すばるくんのこれからはわからないけれど、ただ、7人がそれぞれ咀嚼しながら前を向きはじめていることがわかった。

そして、今日22日。

こうして私は、ブログに記録を残している。

気持ちは、あの日よりも落ち着いて、現実逃避を繰り返しながら、少しずつ前を向こうとしている。
関ジャニ∞の曲は、少しずつ聴けるようになった。
彼らの楽しそうな姿を見ても、泣き笑いじゃなくて普通に笑えるようになった。

だけど、まだライブDVDとかMVとか特典映像を見れる自信はない。
それに、まだ私は、すばるくんに対する思いがあやふやだ。
私は『関ジャニ∞の渋谷すばる』が好きだ。
センターでメンバーの音楽を一身に受け、するどく通る声を響かせる彼が好きだ。
くだらないことを話して、ケタケタと笑う無邪気な彼が好きだ。
誰よりもメンバーとeighterを愛する彼が好きだ。
そんな『関ジャニ∞の渋谷すばる』が好きなのだ。

今でもふとした瞬間に考えに陥って、怒りと悲しみと不安と、前向きになろうとする気持ちがひたすらぐるぐるする。
関ジャニ∞を好きだと実感したが、胸を張ってそう言えるかと聞かれればNOだ。なぜなら、6人になった彼らを見た時、拒絶反応が起きるかもしれないと思っているからだ。
私はまだ、彼らに｢がんばれ｣と言えないし、すばるくんに対しても｢ありがとう、行ってらっしゃい｣と送り出すことができない。
前は向き始めている。だけどまだ、1週間前から動けないまま、出ることができないまま、ひたすら同じ場所をぐるぐる回っている感じた。

きっと、このもやもやは、6人になった姿を目の当たりにするまで続くのだろう。
ならばその時が来るまで、ゆっくりと向き合って、咀嚼していこうと思う。
受け入れるも離れるも、彼らが提示してくれたものを見て、聞いて、感じてからにしようと思う。

世界一長かった1週間が終わり、置いてけぼりにされた心を抱えて、明日が始まる。

ゆく河の流れは絶えずして

ただのオタクの備忘録

また会える日まで

世界一長い１週間